例年よりインフルエンザの流行が早まっているようだ。予防接種の予定はあるようだが、まだ接種していない子がほとんどだ。インフルエンザは感染力が高い。気温が下がり空気が乾燥する12月には、八戸市も流行のピークに入るかもしれない。
そこで今回(10/22)の防犯訓練では、インフルエンザウイルスの感染ルートを知り、予防と対策を自分で実践する力を身につけてほしいと考え、ウイルスはそこにいるよ!~感染症~を取りあげてみた。
〈ユーチューブ動画のストーリーの流れ〉
・インフルエンザウイルスに感染した子が咳をする→手にウイルスが付く→ブランコのチェーンを握る→感染していない友達が交代してチェーンを握る→二人でスーパーへ→(マスクは着用)ドアに触れる→自動販売機でボタンを押す→そのボタンを別の人も押して感染する。
このように生活の中で次から次へとウイルスは感染していくのだ。そこでウイルスをやっつけることが大切だ。具体的には手洗い・うがいが絶対的に有効だ。特に、おやつの前、トイレの後、玩具の使用後、などなど…。
そこで、手洗いのお手本として、1年生のAさんの手洗いをみんなで見てみた。通所当初は手洗いが手の平だけの洗い方だったAさん。でも今は、手の平と甲、指先や指間、手首まで、丁寧に洗うことができるようになった。見ている子ども達からは「もう少し力強くこすった方がいい」という前向きな意見をもらった。



次に、うがいのお手本では、Bさんが進んで挙手をした。「ゴロゴロゴロ、ガラガラガラ」とうがいをしたのを見て、「ぼくもうまくできます。」とやる気満々のCさんが登場。すると「ゴロゴロゴロ、ゴロゴロゴロ、ゴロゴロゴロ」と3回、続けて「ガラガラガラ、ガラガラガラ、ガラガラガラ」と3回ずつうがいをした。「ゴロゴロゴロ」と「ガラガラガラ」を分けていた。この分けたことについて、賛成の意見が出た。「ゴロゴロゴロ」から続けて「ガラガラガラ」へ移行すれば、口の中のウイルスが喉の方に広がるので、続けないようがいいという意見だ。なるほど、なるほど…とスタッフが頷く。更に、Dさんが挙手した。うがいをした口の中の水をはき出す時は、頭を下げて周りに飛び散らないようにした方がいい。すばらしい…とスタッフが一声。
もう子どもたちは分かっている。でも、面倒なときは、短縮版の手洗い・うがいをしてしまう。タイトルにあるように、ウイルスはすぐそこに…!です。すぐそこのドアに…、目の前の空気中に…、散らばっているのです。



