利用者さんの下校時刻は学校・学年によって異なりますが、全員がそろって活動できる16時40分頃から、集団療育活動を始めています。11月の金曜日は「運動」領域の活動をしました。
月の前半は体幹を鍛えるための腹筋運動や腕立て伏せなどを行いました。後半はストレッチ運動に取り組みました。柔軟運動とストレッチ運動は共通する部分もありますが、一番の違いは、ストレッチ運動は痛みを感じるまで無理に体に負荷をかけないところです。この日は、動画を見ながら短い時間でできるストレッチ運動に取り組みました。
足の筋肉と脇の下の筋肉とを同時に伸ばすストレッチ運動です。言葉による説明だけでは上手に体を動かせない児童には、スタッフがマンツーマンでサポートしました。体の軟らかさに関して個人差も大きいのですが、個々の状態に合わせて、痛くないところまで呼吸を止めずにゆっくりと筋肉を伸ばしていくように行いました。
背中や太ももの筋肉を伸ばすストレッチ運動も行いました。痛みを伴わないので、大きな声を出す児童もなく、和やかに活動が進みました。全体の活動が終了した後に、自主的に運動を続ける児童もいました。
翌週には、椅子に座ってできる頭皮マッサージや首のストレッチ運動なども行いました。冬季はどうしても運動不足になりがちですが、室内でできる無理のない運動も取り入れて、健康的な生活を送ることができるようにしていきたいものです。