10/21 避難訓練~防災対策編~
避難生活を経験したことがない子どもたちに、体育館(避難所)で大勢の人たちと避難生活をすることの大変さや苦労を共有することは難しい。これまで子ども達には、避難生活の様子を見せたり、避難グッズを紹介したりしてきましたが、今回は映像を見せるだけではなく、実際に見たり体験したりすることで、防災への理解を深めさせたいと思いました。
(ねらい)日頃から災害に備えることの必要性を知り、ぱぷりかでの災害対策について確認し合うことで、防災意識の向上を図る。
《ぱぷりかの施設内の防災対策(防災用具)を知る》
ぱぷりか内でどんな防災対策をしているか、以下のことを子ども達に一つ一つ確認しながら紹介しました。
①備蓄用水(20リットルの生活用水タンク×2缶)
②灯油(18リットルの灯油タンク1缶)
③棚の支え棒設置(2カ所)
④携帯用ガスコンロとガスボンベ
⑤非常時用懐中電灯(大1、小1)と電池
電気が止まって明かりがなくなった時、暖をとれなくなった時、水道が使えなくなった時、いつ起きるか分からない災害(地震・家屋の倒壊・火事・川の氾濫など)に備えていることを知りました。
“やってみよう、備蓄用水(トイレ用)を使ってトイレの水を流す体験”
《緊急時のトイレ使用について体験する》
水道が使えなくなった時でも、備蓄用水があれば水洗トイレを使用できることを体験しました。20リットルの生活用水タンクから1~2リットルの水をくみ取り、使用後のトイレ(水彩の絵の具を解かす)にザーっと流す。すると、色の着いた水が透明になります。子ども達には、それほどの感動の声が上がりませんでしたが、確かに流れたことは確認できました。“ふーん、使えるんだ…。”それだけでもやったかいがあった…、と思いたい訓練でした。