ぱぷりか:安全教室(食中毒編) 第1弾

これまでぱぷりかでは、避難訓練をはじめ、防災訓練、安全教室、危険予知訓練、熱中症対策等、健康・安全な生活のための訓練を実施してきました。ふと気付きました。“あれっ、食中毒についての訓練(学び)をやってないぞ。”
 そこで、7/29 食中毒・前半編として、(ねらい)“食中毒の症状や原因について知ることで、食品衛生への関心をもつことができる。”を実施しました。子どもたちには、目には見えない“細菌やウイルス”について理解を深め、学校や家庭生活に潜む食の危険性を予測し、回避するための適切な処置をすることができる子になってほしいと願っています。

《7/29 ステップ① 前半編》
 まず、動画「食品衛生すごろく~食中毒にならないで!」を視聴しました。このすごろく動画を通して、身近なところでいろいろな食中毒が発生していることを知りました。
①手のひらなどにいっぱい付いている「黄色ブドウ球菌」…吐き気、おう吐、下痢症状
②生卵が原因であることが多い「サルモネラ菌」…発熱、腹痛、おう吐症状
③鶏肉や牛レバーから検出されることが多い「カンピロバクター」…下痢、発熱、腹痛、頭痛症状
④カレーやシチューの調理後、常温保存で増殖する「ウェルシュ菌」…腹痛と下痢症状で発熱、吐き気はほとんどなし
⑤人から人、食品へ感染する「ノロウィルス」…感染者の便やおう吐物から感染
⑥寄生虫の一種である「アニサキス」…魚介類を通して人に感染し、激しい腹部の痛み症状
⑦牛肉、井戸水、レバー刺しなどを食べて感染する「O157」…下痢、腹痛、血便症状

 いっぱいあるね。子ども達からは「聞いたことがある」という反応が多くありました。でも大丈夫だよ。これらの多くは適切に取り扱うことで感染を防ぐことができることを学びました。

(食中毒への対処)
 第一 肉や魚介類を食べる時は、しっかりと加熱処理をすること。
 第二 “細菌やウイルス”の感染を防ぐために、食前・食後、トイレや遊びの後にはしっかりと手    洗いをすること。
以上の2点が食中毒から身を守るための適切な対処の一つであることを学びました。最後まで全員、一生懸命に“よく聞き、よく考え、よく話す”子どもたちの姿がありました。