毎月のあ&ぱぷりかでは『放デイ職員だけの研修』を実施しています。
今年度は、売市交番の方をお呼びしての防犯訓練、
令和6年7月に改訂された「放課後等デイサービスガイドライン」の読み合わせ、
障がい児支援施設における安全管理についての勉強会など
年間計画を立てて様々な内容について勉強しています。
10月は私🍀やさしいことはつよいのよ🍀が研修担当だったので
勉強の後にちょっとした豆知識として、
私が心掛けていることについて
スタッフのみなさんに伝えたことがあります。
それは文書を作る際のフォントについてです。
以前の私は角のない丸ゴシック体をよく文書に使っていました。
でも、ある時、毎月目を通している「月間福祉」に「奇跡のフォント」という文字が・・・
そして「書体デザイナー」という職業があることもこの時に初めて知りました。
一般的な「教科書体」は習字などのお手本になる書体で、
線の書き初めの筆を押し付けた形状
はね・はらいなどの先端のとがった形状
線の太さの強弱が大きいなど
ロービジョン(弱視)の子や視覚過敏の子、
ディスレクシアの子などにとってはストレスに感じる部分が多かった字体です。
そこでデザインされたのは『UDデジタル教科書体』というものです。

UDとはユニバーサルデザインのことで
見やすく読みやすく読み間違いにくいことを目指して作られました。
子どもたちだけでなく、視力の衰えた高齢者にも配慮されています。
“画数や形状が異なったり運筆が分かりにくかったりする”
という欠点があった一般的な「ゴシック体」と一般的な「教科書体」
両方の欠点をカバーした字体なのです。
私が作成した文書を見て「他とフォントが違うなぁ~」
と気付いている方もいるかもしれません。
全部の文書に『UDデジタル教科書体』を使った方がいいとは思っていません。
使う場面やそのフォントの持つ効果など
それぞれに特徴があって、良い所があると思います。
日常で文字を見る機会はたくさんあります。
小さな心遣いかもしれませんが、
より多くの人にとって、見やすく読みやすく読み間違えにくい、
ストレスなく文字が読める、
そんな文書作りを今後も目指していきたいと思っています。
※ちなみにこのブログは『UDデジタル教科書体』ではありません😅



